コストコのエグゼクティブ会員は、通常会員よりもお得な特典が多数ありますが、本当に年会費の元が取れるのか気になる方も多いでしょう。
この記事では、エグゼクティブ会員の特典やメリット、注意点を詳しく解説し、どのくらいの利用で年会費を回収できるのかをシミュレーションします。
コストコを頻繁に利用する方にとって、エグゼクティブ会員は本当にお得なのか?お得に活用するコツも含めて紹介していきます!
コストコを頻繁に利用する方にとって、エグゼクティブ会員は本当にお得なのか?お得に活用するコツも含めて紹介していきます!
この記事を読むとわかること
- コストコエグゼクティブ会員の特典と通常会員との違い
- 年会費の元を取るための具体的なシミュレーション
- エグゼクティブ会員を最大限活用する方法と注意点
コストコエグゼクティブ会員とは?通常会員との違い
コストコのエグゼクティブ会員は、通常のゴールドスター会員よりも特典が充実した上級会員制度です。
年会費を追加することで、コストコでの買い物に対して2%のポイント還元が受けられるほか、限定クーポンや特別サービスを利用できます。
ただし、通常会員より年会費が高いため、自分の利用状況に合わせて慎重に判断することが重要です。
エグゼクティブ会員の基本情報
エグゼクティブ会員は、ゴールドスター会員に追加料金を支払うことでアップグレードできる制度です。
最大の魅力は2%のポイント還元で、年間の利用額に応じてリワード(還元ポイント)が付与されます。
さらに、年4回以上発行されるエグゼクティブ会員限定の特別割引クーポンや、提携サービスの割引を受けられる特典もあります。
ゴールドスター会員との比較
エグゼクティブ会員と通常のゴールドスター会員の違いを比較すると、以下のようになります。
項目 | ゴールドスター会員 | エグゼクティブ会員 |
---|---|---|
年会費(税込) | 5,280円(2025年5月~) | 10,560円(2025年5月~) |
ポイント還元 | なし | 2%(年間最大10万円還元) |
限定クーポン | なし | 年4回以上 |
外部サービス特典 | なし | あり(健康診断・ホームセキュリティ等) |
このように、エグゼクティブ会員は還元率の高さや限定特典が魅力ですが、元を取るには一定額以上の利用が必要です。
次の章では、具体的なメリットについて詳しく解説します。
エグゼクティブ会員のメリットとは?
コストコのエグゼクティブ会員には、通常会員にはないお得な特典が多数用意されています。
主なメリットとして2%のポイント還元、限定割引クーポン、家族カードの無料追加、外部サービスの特典などが挙げられます。
これらの特典を上手に活用することで、年会費を超えるメリットを得ることも可能です。
2%のポイント還元(エグゼクティブリワード)
エグゼクティブ会員の最大のメリットは2%のポイント還元(エグゼクティブリワード)です。
コストコでの購入金額(税抜)に対して2%のポイントが貯まり、年間最大10万円分まで還元されます。
ただし、ガソリンやフードコート、一部の商品は対象外なので、注意が必要です。
限定特典や割引クーポン
エグゼクティブ会員になると、年4回以上の会員限定割引クーポンが配布されます。
このクーポンを活用することで、食品・家電・日用品などを通常価格よりもお得に購入できます。
頻繁にコストコを利用する方にとっては、大きなメリットとなるでしょう。
家族カードの無料追加
通常のゴールドスター会員と同様、エグゼクティブ会員も家族カードを1枚無料で発行できます。
家族カードを利用して購入した金額もポイント還元の対象となるため、家族でコストコを利用するほどお得になります。
外部サービスの特典(保険・健康診断など)
エグゼクティブ会員には、コストコ提携の外部サービスを割引価格で利用できる特典があります。
- 健康診断・人間ドックの割引
- ホームセキュリティサービスの優待
- 車両保険・ロードサービスの特別プラン
これらのサービスを普段から利用している方にとっては、コストコ会員であるだけで割引を受けられるのは大きなメリットです。
次の章では、エグゼクティブ会員のデメリットについて解説します。
エグゼクティブ会員のデメリットもチェック!
エグゼクティブ会員には多くのメリットがありますが、注意すべきデメリットも存在します。
ポイントの有効期限や対象外商品、解約時のリスクなどを把握しておかないと、「思ったよりお得じゃなかった…」と後悔する可能性もあります。
ここでは、エグゼクティブ会員のデメリットを詳しく解説していきます。
ポイントの有効期限と注意点
エグゼクティブ会員の2%還元のポイント(エグゼクティブリワード)は、有効期限が約10か月と短めです。
ポイントは毎年2月に付与され、12月31日までに使い切らないと消滅してしまいます。
そのため、ポイントを貯めるだけでなく、計画的に利用することが重要です。
一部対象外の商品がある
2%還元はすべてのコストコ商品に適用されるわけではなく、以下のような商品は還元対象外となっています。
- ガソリン・軽油・灯油
- フードコート商品
- 調剤薬局の処方箋
- アルコール類(料理酒・養命酒を含む)
- POSAカード(iTunes・Google Playなど)
- 配送料・延長保証・年会費
特に、コストコのガソリンスタンドを利用してもポイントが付かない点は、意外と見落としがちなので注意しましょう。
解約・ダウングレード時のポイント消滅リスク
エグゼクティブ会員を解約すると、その時点で貯まっていたポイントはすべて消滅します。
また、ゴールドスター会員にダウングレードした場合も同様にポイントが失われるため、解約する際は必ずポイントを使い切ってから手続きを行うようにしましょう。
さらに、ダウングレード後は12か月間再アップグレードできないため、一度解約すると再度エグゼクティブ会員に戻るのが難しくなります。
次の章では、「年会費の元を取るには?」について詳しくシミュレーションしていきます。
年会費の元を取るには?シミュレーション
エグゼクティブ会員の年会費は10,560円(税込・2025年5月~)と、通常のゴールドスター会員よりも高額です。
この年会費を回収するためには、どのくらいの買い物をすればいいのでしょうか?
ここでは、具体的な利用金額ごとに元が取れるかどうかをシミュレーションしていきます。
月2万円以上使う人はお得?
エグゼクティブ会員の2%ポイント還元を活用すれば、年間の買い物額に応じて以下のようなポイントが貯まります。
月のコストコ利用額 | 年間利用額 | 還元ポイント |
---|---|---|
20,000円 | 240,000円 | 4,800円 |
30,000円 | 360,000円 | 7,200円 |
40,000円 | 480,000円 | 9,600円 |
50,000円 | 600,000円 | 12,000円 |
エグゼクティブ会員の年会費(10,560円)を超えるポイントを得るには、月4万円以上の買い物が必要です。
つまり、毎月2万円程度の利用では、元を取るのが難しいことがわかります。
家族での利用でよりお得に!
エグゼクティブ会員のポイント還元は家族カードの購入分も合算されます。
そのため、家族でコストコを利用すれば、よりお得にポイントを貯めることが可能です。
たとえば、家族全員で月4万円以上利用すれば、ポイント還元だけで年会費以上の還元を受けることができます。
コストコグローバルカードとの併用で最大還元
コストコの専用クレジットカード「コストコグローバルカード」を併用すれば、さらにお得になります。
- コストコグローバルカードでの支払い:1.5%還元
- エグゼクティブ会員の特典:2.0%還元
- 合計還元率:最大3.5%
例えば、年間50万円の買い物をする場合:
- エグゼクティブリワード(2%):10,000円
- コストコグローバルカード還元(1.5%):7,500円
- 合計還元額:17,500円
この場合、年会費10,560円を大きく上回る還元を受けることができます。
つまり、コストコを頻繁に利用する人ほど、エグゼクティブ会員+コストコグローバルカードの組み合わせが有利になります。
次の章では、「エグゼクティブ会員を活用するコツ」について解説します。
エグゼクティブ会員を活用するコツ
エグゼクティブ会員の特典を最大限活用することで、年会費以上のメリットを得ることができます。
ここでは、2%還元を最大化する方法や、限定クーポンの活用法、さらにガソリンスタンドやフードコートを活用するコツについて紹介します。
ポイント還元を最大限活用する方法
エグゼクティブ会員の2%還元をフル活用するためには、以下のような戦略が有効です。
- 定期的にまとめ買いをする(少額の買い物を分けるより、まとめて購入する方がポイントが貯まりやすい)
- 家族カードをフル活用する(家族全員で使うことで利用額を増やし、より多くの還元を受けられる)
- コストコグローバルカードと併用する(最大3.5%の還元が可能になる)
特に、年間50万円以上の利用をする方は、これらの方法で大きく還元を受けることが可能です。
クーポンをチェックしてお得に買い物
エグゼクティブ会員には、年4回以上の特別クーポンが配布されます。
食品・日用品・家電などが通常価格より安く購入できるため、事前にクーポンの内容をチェックしておくことが重要です。
コストコのメルマガや公式サイトを活用して、割引情報を見逃さないようにしましょう。
フードコートやガソリンスタンドの活用
コストコのフードコートやガソリンスタンドも、お得に活用することで節約につながります。
- ホットドッグ+ドリンク(180円)など、コストパフォーマンスの高いメニューを利用する
- コストコのガソリンは一般のガソリンスタンドよりも1Lあたり10~15円安い
- タイヤ交換やメンテナンスサービスも無料(タイヤを購入した場合)
特にガソリンを頻繁に入れる方は、コストコのガスステーションを利用するだけで大幅な節約が可能です。
次の章では、「まとめ:エグゼクティブ会員はどんな人におすすめ?」について解説します。
まとめ:エグゼクティブ会員はどんな人におすすめ?
コストコのエグゼクティブ会員は、ポイント還元や特別クーポンを活用することで、通常会員よりもお得に買い物ができる制度です。
しかし、年会費が10,560円(税込)と高額なため、誰にとってもお得になるとは限りません。
ここまでの内容を踏まえ、エグゼクティブ会員が向いている人の特徴をまとめました。
エグゼクティブ会員がおすすめな人
- 月4万円以上コストコで買い物をする(年間48万円以上利用するとポイント還元だけで年会費の元が取れる)
- 家族でコストコを利用する(家族カードの購入分もポイント還元対象になるため、還元額が増える)
- コストコグローバルカードを併用する(合計3.5%の還元率が得られる)
- 定期的にエグゼクティブ会員限定クーポンを活用する(通常よりお得に商品を購入できる)
- 外部サービス(健康診断・保険など)の割引を利用する(これらのサービスを日常的に利用している人なら、さらにお得)
通常のゴールドスター会員で十分な人
- コストコの利用頻度が少ない(月2万円以下の利用では、還元だけで年会費の元を取るのが難しい)
- ポイントをあまり気にしない(エグゼクティブ会員のリワードは毎年2月に付与され、12月末までに使い切る必要がある)
- ガソリンやフードコートをメインで利用する(これらの利用はポイント還元対象外)
結論:エグゼクティブ会員は使い方次第でお得!
エグゼクティブ会員は、コストコを頻繁に利用する人にとっては非常にメリットが大きいですが、あまり利用しない人にはコストが高く感じるかもしれません。
自分の利用状況をしっかり分析し、月の買い物額やポイントの活用方法を考えた上で、エグゼクティブ会員にするかどうかを決めましょう。
もし迷っている場合は、通常会員として利用し、コストコの利用頻度や金額を把握してからアップグレードを検討するのも一つの方法です。
あなたにとって最適なコストコライフを楽しんでください!
この記事のまとめ
- コストコエグゼクティブ会員は、年会費10,560円(税込)で特典が豊富
- 2%のポイント還元や限定クーポン、外部サービス割引が利用可能
- 年会費の元を取るには月4万円以上の買い物が目安
- 家族カードを活用すると還元額を増やせる
- コストコグローバルカード併用で最大3.5%の還元が可能
- ガソリンやフードコートの利用はポイント還元対象外なので注意
- 解約・ダウングレード時に貯まったポイントが消滅するリスクあり
- コストコを頻繁に利用する人にはエグゼクティブ会員が非常にお得